落ち込む出来事

先週朝たまたま通った道で可愛くて触らせてくれる野良猫がいて
今週も会えないかなと思ってたんですがなかなか会えず
帰りにその辺りの細い道を通ってみたら野良猫が三匹いた。
触らせてはもらえなかったけどある程度までは近づける感じ。
ゴミを漁ろうとゴミ袋を齧ってたので
いつか仲良くなったら保護したいなあなんて思って
猫溜まりの発見にウキウキしてた。
そのまま歩いて少し大きい道に出たところで
道の少し端で猫が倒れてて
血が出てて動かなくて
顔のあたりも真っ赤でよく見えなくて助からないと直感でわかった。
でもしっぽが少し動いたのが見えて
咄嗟に色々考えたけど私には何もできないって思った。
できるなら今すぐ痛みを取ってあげたかった。
野良で生きるってこういうことで
もし獣医に連れて行って助かったとしても
つきっきりの介護とかが必要とかそういうことになると無理。
私が殺したようなものだなと思った。
自分にできることなんて何もない。
一匹でもそういう猫が減るように
猫が飼える環境が整ったらあの猫の分まで幸せにしたい。
次は幸せになれるといいと思う。

駅から家までの間の広い境内の神社に茶トラの猫がいるのが見えたので
あんなことを見たばかりだったし
保護できるならしたいと思って確認しに自転車を降りて向かったら
公園の向かいの飲み屋の店員さんが出てきて
あらら休憩に猫触る派の人でこれから休憩なのかしらとか思ったのだけど
猫がその人に近づく様子もないので多分違う。
猫と私と飲み屋の店員さんの三竦みになったところで
店員さんがその子触れそうじゃない?と声を掛けてきた。
でもしゃがんで手を出したら逃げられてしまった。
そのあと店員さんにいつもエサあげてるの?とか聞かれたので
見かけたから触ろうと思った旨伝えた。
気をつけて帰ってねって優しい言葉までかけてくれて
今日の混乱している私は泣きそうになった。

ある朝に触った猫じゃないことを願って。